2001年~2021年

2001年~2021年 第3創成期へ

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当社は 2001 年に創業 90 周年を迎えました。
海運業界は 2003 年頃からバブル期を迎え、2008 年度前半にバラ積み船の海運市況は暴騰し、ケープサイズと呼ばれる大型バラ積み船のスポット運賃は、1 日 20 万ドルと過去最高値を一時期つけました。
然しながら、その後同年のリーマンショック、そして 2011 年東日本大震災、その間の超円高という厳しい経済情勢が続きました。
そのような中、当社は 2011 年に創業 100 周年を迎えました。

海運業における船主部門では、2000 年以降、次々と新造船を発注し、中でも 2008 年当社初のVLGC、2016 年当社初のコンテナ船、2019 年には当社初のケミカルタンカーおよび念願の当社初の LNG 船が当社グループの船隊に加わるなど、新たな分野への進出を図って参りました。
また株式会社明治海運に続く保有会社として、オランダ アムステルダムに Meiji Shipping B.V. が 2010 年より欧州初の拠点として本格稼働しました。
2014 年にシンガポールに Meiji Shipping Pte. Ltd. も設立し、東京含めた 3 拠点での船主業によるグローバルパートナーシップの更なる深化を進めました。

一方、船舶管理部門では、2012 年にフィリピンにおいて船舶管理会社及び 船員配乗会社を設立し、2018 年には船舶管理会社エム・エム・エス株式会社にて、船員の育成を図り、船舶管理の品質を強化する事を目的にフィリピンに船員研修のトレーニングセンターを開設しました。

このような中、明海グループ株式会社において、2018 年には、保有船 50 隻を初めて達成し、船舶管理隻数も 110 隻を突破しました。

ホテル業においては、2007 年 ニセコノーザンリゾートアンヌプリ、2010 年 サフィールホテル稚内、2012 年 早来カントリー倶楽部、2013 年 シーサイドホテル舞子ビラ神戸、2014 年 ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパを傘下に加えました。
さらに事業拡大したホテルの営業を一手に請け負う目的で、サフィールホテルズ株式会社を法人化し、東京と神戸にホテル営業オフィスを開設しました。
特に海運業の不況が続く中、ホテル業による安定収益は当社グループに欠かせない支えとなりました。

不動産部門においても、2008 年に明治土地建物株式会社が神戸の三宮第二ビルを購入、2010 年に明海興産株式会社保有の新サフィール中目黒ビルが竣工。そして2014 年にオランダ Meiji Shipping B.V. が自社ビルを購入しました。
その他の事業として、2014 年に、明海興産株式会社にて当社初の保育園事業として、くじら保育園を開業、また 2020 年には介護付有料老人ホームにも参入をしております。

創業 100 周年に向け、そして節目の時期に更なるスタートを踏み切る為の土台作りとして非常に厳しい時期をグループ全体で克服し、更なる力を養って乗り越えることが出来ました。